馬連の効果的な買い方と馬単との違い 馬連は単勝やワイドとの併用がおすすめ
今回は馬連の買い方について考えてみようと思います。
私自身、馬連の買い方は単勝とワイドと併用して使っていて、ボーナス配当のように買っています。
なぜボーナス配当のように使うのか?など、私の考えを書いてみようかと思います。
馬連とは?馬連の基本
馬連という馬券は比較的手を出しやすい券種でありながら、爆発力を秘めている馬券になります。
馬連は1着と2着が順不同でも的中になるため、18頭立ての場合は153通りです。(18×17÷2)
馬連の全点数を見ても153点というのは多いように見えますが、予想で絞ると意外に点数は少なく感じるはずです。
馬連の買い方としては、
- 1頭を軸にする流し
- 複数の軸からのフォーメーション
- 選んだ馬の全通りを買うBox
の3つが一般的だと思います。
競馬で勝つためには控除率の関係で、極力馬券を買わないことが大事ですが、馬連などの配当が跳ねやすい馬券の場合は少し手広く買ってもいいように思います。
馬連の平均配当を見てみよう
色々なブログなどを見ていると馬連の平均配当は5800円前後という記述が非常に多いです。
ただし、この平均配当というのは馬連の高額配当も安い配当も同一の金額で買っている場合の表記です。
馬連のオッズが400円前後の場合と10000円を超えるオッズの場合では、実際に馬券を買う際にオッズによって資金を変化させることが多いので、平均配当だけで見てしまうと高額配当の金額によって平均配当は高くなってしまいます。
馬連の過去15年間の平均配当(中央値)は約2000円です。
馬連配当の約半分は2000円以下となっているので、長期的に全レース馬連を買っていると2000円前後の収支に落ち着いていきます。
馬連万馬券の出現率は約10%、5000円を超える馬連配当は約25%の出現率です。
馬券での配当というのはオッズによって決まるため、馬券購入者のレベルが上がるほど配当は安くなる傾向になります。
馬連と馬単の違いとは
馬連と非常に似ている馬券で馬単があります。
馬単というのは1.2着順不同の馬連に対し、1.2着の順位を当てる馬券になるので、馬連の倍の点数になります。
18頭立ての場合は、
- 馬連の点数は153通り
- 馬単の点数は306通り
となるので、単純に馬単の平均配当が馬連の倍になっていれば的中率と配当の辻褄が合うはずです。
- 馬連の平均配当(中央値) 約2000円
- 馬単の平均配当(中央値) 約3700円
ここが重要なポイントで馬連と馬単マルチ買いは的中率と配当が同じだと思っている方も多いですが、
- 馬連の払い戻し率は77.5%
- 馬単の払い戻し率は75%
のちょっとした違いが配当に大きく差になって表れています。
馬連とは違う、馬単の買い方、狙い方とは
馬連の記事なのに馬単の買い方になっていますが、似たような券種なのでついでに覚えていきましょう。
馬単は平均配当の中央値で見ると馬連よりも低いので、的中率による配当は馬連よりも劣ることがわかりました。
ただ、馬単は特定のパターンの時に馬連よりも優れている券種になります。
その特定のパターンと言うのは穴馬が1着の場合です。
先ほど紹介した馬連と馬単の違いでの平均配当は中央値で見ていましたが、単純な平均配当のみで馬連と馬単の配当を比較すると、馬単の平均配当は馬連の平均配当の2倍以上になります。
その理由としては馬連の2分の1の的中率にも関わらず、馬単の高額配当域が馬連配当の倍以上というのが理由です。
色々なレースでの配当を見て欲しいのですが、馬単の配当が馬連の配当の倍以上付くケースは、1着馬が人気薄の場合が非常に多いです。
これは馬単を当てようとする方が、人気馬の馬単1着流しまたは、人気馬を1着軸のフォーメーションで購入していることが考えられます。
馬単の正しい買い方としては穴馬が1着のパターンを狙う時に限られていて、それ以外のケースでは的中率と配当を見比べても馬連を買う方が効率的です。
馬連の効果的な買い方とは
ここまで馬連の基本的な部分に触れてきましたが、ここからは私が考える馬連の効果的な買い方について解説してみようと思います。
私は基本的に単勝が一番勝ちやすく、利益を上げるためにも単勝をメインにするべきだと思っているので、単勝をセットで買うのが前提になっています。
基本的に馬券を買う時(中央競馬)は、
- 単勝2点、または3点
- ワイド流し、またはフォーメーション、Boxで5点以内
を基本にしていて、単勝で回収率を確保しつつワイドを複勝の代用として買うようにしています。
それぞれの券種についてはこちらからご覧ください。
この単勝とワイドに組み合わせて買う馬券としては馬連が非常に効果的で、ボーナス配当狙いで購入しています。
馬連をボーナス配当として狙う理由
馬連は平均配当のところでも書きましたが、レースの半数は2000円以内の配当が多く、どうしても人気どころの決着で決まりやすいのが競馬です。
中央競馬での攻め方としては穴単勝が基本になるのですが、穴馬を単勝で狙うということは1着に穴馬が来ることを想定して買っています。
ここでいう馬連のボーナス配当狙いも含めて、単勝とワイドと非常に相性のいい馬連の買う理由としては、
- 穴単勝だけを狙っているとよくある、惜しい2着を補うため
- 単勝多点で買っている穴馬が1.2着を独占した時の高額配当狙い(ボーナス)
の2点を狙って買っています。
ワイドに加えて馬連もプラスすることにより、
- 狙っていた穴馬が1着であれば単勝、馬連、ワイド的中
- 狙っていた穴馬が2着であれば馬連とワイド的中
- 狙っていた穴馬が3着であればワイドのみ的中
の3つの的中パターンを作ることができます。
特に2着だった時に単勝とワイドのみであれば2着も3着も的中時の配当が変わらないので、2着の時に3着時よりも配当を高くするためでもあります。
ワイドと馬連を比較してみよう
馬連と馬単の時と同じように、ワイドと馬連も平均配当から見てみましょう。
まず、馬連とワイドの平均配当の中央値ですが、
- 馬連の平均配当(中央値) 約2000円
- ワイドの平均配当(中央値) 約900円
となっていて、買い目の点数だけで比べるとワイド配当の3倍が馬連配当でなければなりません。
ただ平均配当の中央値で見比べてみると馬連の平均配当の中央値はワイドの平均配当の2倍強しかないです。
ここでもう一つ、中央値ではなく一般的な平均配当の計算で表記すると、
- 馬連の平均配当 約6000円
- ワイドの平均配当 約2000円
になり、的中率と配当のバランスが均等になります。
中央値ではなく普通の計算で平均配当を計算すると馬連とワイドがバランスよくなる理由としては、馬連は穴馬が絡む高額配当の金額が高く、ワイドの場合は穴馬でも高額配当になりにくいということが読み取れます。
これは以前の記事にも書いた穴馬バイアスという、穴馬になればなるほど複勝やワイドのように当てやすい馬券が異常に売れることが原因として考えられます。
穴馬バイアスについてはこちらから、ご覧ください。
穴馬バイアス前提に考えてみると、穴単勝と一番相性がいいのは馬連か馬単ということになり、ワイドは穴馬バイアスによって比較的オッズが下がりやすい傾向になります。
私は高い的中率も重要視しているので、後述した方法で馬券を買っています。
効果的な馬連の買い方と単勝、ワイドとの組み合わせ方
穴単勝狙い、単勝多点買いについては今までの記事を見てもらえれば、買う理由がわかってもらえるはずです。
先ほどの穴馬バイアスと馬連の平均配当を含めて、馬連の効果的な買い方としては、
- ワイドのように穴馬バイアスの影響が少ない高額配当狙い
この1点に尽きると考えています。
馬連、ワイドの平均配当の中央値を見てみてもワイドの方が効率的なのは間違いないです。
また、ワイドの場合は穴―穴という高配当を狙うと、穴馬バイアスによって馬連と同等のレベルまで下がってしまうので、穴馬軸から穴馬、人気馬という流しやフォーメーションをメインで買います。
馬連は高額配当になればなるほど的中率が下がりますが、オッズがどんどん上がっていくので、手広く買い目を出してからオッズフィルターで買い目を絞るのもおすすめの買い方です。
オッズフィルターはこちらからご覧ください。
馬連の効果的な買い方 単勝、ワイドの併用 まとめ
今回は馬連についての記事をまとめながら、効果的な買い方や単勝、ワイドとの併用方法について解説していきました。
平均配当を中心に解説することによって、馬連やワイドの効率のいいオッズ帯などがわかってもらえれば嬉しいです。
今回の記事をまとめると、
- 馬連は高額配当狙いが最も効率的に買うことができる方法
- 穴馬を1着で買う場合には、馬連よりも馬単の方が効率的
- ワイドは大穴よりも、中穴前後のオッズ帯が一番効果的
- 穴単勝を狙うのであれば、馬連をボーナスとして買うべき