競馬場のコースや特徴を勉強しよう 中山競馬場編
今回は競馬場の知識ということで、中山競馬場を取り上げてみたいと思います。
中山競馬場のコースも種類や特徴がありますので、競馬初心者の方もしっかり覚えて予想に役立てていきましょうね。
中山競馬場の特徴
中山競馬場といえば私の一番好きな有馬記念や皐月賞など様々な重賞レースが開催される非常に特徴的な競馬場です。
中山競馬場の特徴としては高低差が非常に大きくスピード、パワー共に求められる競馬場で直線距離は310mと4大競馬場(東京、中山、京都、阪神)の中では一番短い競馬場となっています。
それに加えて内回りか外回りによってもカーブの半径が小さいコースがあり、小回り性能が高いことが求められるのも特徴です。
あとで詳しく解説しますが中山競馬場は2014年に芝馬場の路盤改修を行い、そこからは今まで言われていた水はけや馬場も改善されているのも覚えておいてくださいね。
過去のデータを参考にするにしても2014年より前のデータやラップは特徴が変わる可能性があります。
中山競馬場 芝コース解説
中山の芝コースですが大きく分けて内回りと外回りがあります。
それぞれ内回りと外回りは第2コーナーから分岐され第3コーナーで合流するコースになるのですが、内回りの場合はコーナーが小さく小回りコースとなっています。
外回りの場合は第2コーナー、第3コーナーを結ぶ線がおむすびのような形になっていて、コーナーは緩くなっているのが特徴です。
それぞれ内回りや外回りと同じ競馬場であってもカーブの角度が違うので、同じ中山競馬場のコースですが求められるスピードやカーブ性能は大きく違うので注意が必要です。
中山 芝1200M
スプリンターズSやオーシャンSが開催されるコースですね。
コース図と高低断面図を見てもらうとわかりますが、外回りコースの坂の頂点からのスタートとなり前半からかなり激しい流れが予想できます。
スタートから緩く右にカーブがあるのもポイントで、内枠の馬でテンの脚が遅いと自然と外から被されてしまいます。
第3コーナーはスタート位置からそのまま直線のように入ってきますので途中でペースを緩むことが無く、実質第4コーナーが最初のコーナーと考えるべきです。
そのため下り坂で第4コーナーまでが長いので前半ペースが速くなり、脚を溜めるような中間でペースが緩まない展開が多いです。
前目で走る逃げ・先行馬が有利なように感じていますが、長い下り坂の影響でオーバーペースになってしまうと前が総崩れになるのも想定して予想していきましょう。
オーシャンS GⅢ 4歳以上オープン 別定
- 2021年3月6日 2回中山3日 晴れ 稍重 Aコース
- クッション値9.7 含水率 ゴール前12.5% 4角11.7%
- レースラップ 11.9 – 10.7 – 11.1 – 11.4 – 11.2(56.3) – 12.1
- <33.7-34.7>
- 勝ち馬 8.コントラチェック 牝5 54.0 1:08.4 ②-② 34.3
- 逃げ馬 4.ビアンフェ セ6 56.0 1:08.6 ①-① 34.9 3着
春雷ステークス L 4歳以上オープン ハンデ
- 2021年4月11日 3回中山6日 晴れ 良 Bコース
- クッション値10.1 含水率 ゴール前12.3% 4角11.7%
- レースラップ 11.8 – 10.5 – 10.9 – 11.1 – 11.4(55.7) – 11.6
- <33.2-34.1>
- 勝ち馬 11.ジャンダルム 牡6 57.0 1:07.3 ④-④ 33.8
- 逃げ馬 7.アルピニズム 牡4 55.0 1:09.3 ①-② 36.1 15着
中山 芝1600M
ニュージーランドTや京成杯AHなどが行われるコースで芝1200Mよりも高い位置からのスタートとなります。
1コーナーのポケットからのスタートとなるのですが、ポケットのようにスタート時にしか走らない場所は馬場が綺麗という特徴がありますね。
綺麗な馬場からスタートに加えて下り坂なので1200Mよりは傾斜が緩いですが、前半のペースは速くなることが予想できます。
スタートから約240Mで第2コーナーがあるので、外枠の馬は第2コーナーで外を回されやすく長い距離を走ることになってしまい不利になりがちです。
1200Mと同様でそのまま早いペースでゴールまで流れそうですが、400M長いために向こう正面(2コーナーから3コーナーの間)でペースが緩むこともあります。
古馬が出る重賞などはハイレベルレースのように中間のラップが早くなりがちですが、それ以外のレースに関してはしっかりと中間でペースを緩めて息をいれる展開が多いのも特徴です。
前半のペースとしっかり脚を溜められるかが重要なコースですね。
ニュージーランドトロフィー GⅡ 3歳オープン 牡・牝 馬齢
- 2021年4月10日 3回中山5日 晴れ 良 Bコース
- クッション値9.7 含水率 ゴール前11.8% 4角12.4%
- レースラップ 12.4 – 11.3 – 11.3 – 11.7 – 11.8(58.5) – 11.7 – 11.2 – 11.7
- <35.0-23.5-34.6>
- 勝ち馬 6.バスラットレオン 牡3 56.0 1:33.1 ①-①-① 34.6
東風ステークス L 4歳以上オープン 別定
- 2021年3月14日 2回中山6日 晴れ 重 Aコース
- クッション値7.8 含水率 ゴール前15.3% 4角16.8%
- レースラップ 12.3 – 11.0 – 11.3 – 11.5 – 11.7₍57.8₎ – 12.1 – 11.8 – 12.7
- <34.6-23.2-36.6>
- 勝ち馬 1.トーラスジェミニ 牡5 58.0 1:34.4 ①-①-① 36.6
アネモネステークス L 3歳オープン 牝 馬齢
- 2021年3月14日 2回中山6日 晴れ 重 Aコース
- クッション値7.8 含水率 ゴール前15.3% 4角16.8%
- レースラップ 12.0 – 10.7 – 11.2 – 11.7 – 12.0(57.6) – 12.2 – 12.2 – 12.8
- <33.9-23.7-37.2>
- 勝ち馬 8.アナザーリリック 牝3 54.0 1:34.8 ⑩-⑪-④ 36.3
- 逃げ馬 12.カイトゲニー 牝3 54.0 1:36.5 ①-①-① 38.9 11着
中山 芝1800M
中山記念やスプリングSが開催されるコースで、スタート直後に上り坂があるのが特徴です。
スタート直後に坂があるのでテン3Fは緩いペースになることが多く、1Fで第一コーナーになるのでポジションの取り合いが起きにくくペースが落ち着くことが多い印象です。
前半のペースが遅くなりがちなので前残りを狙うレースで有名なコースですが、他のコース同様に第2コーナーから向こう正面の下り坂のペースで息を入れるか入れないかで展開は大きく変わってきます。
早めから仕掛ける騎手がいる場合や中間ペースが速くなりそうであれば、下り坂からペースが格段に速くなり逃げ馬や先行馬には厳しい流れになることも多々あります。
中山内回りコースは小回り性能が求められるので、コーナリングがうまくない馬に関しては少し割り引いて考えるべきでしょう。
フジテレビ賞スプリングステークス GⅡ 3歳オープン 牡・牝 馬齢
- 2021年3月21日(日曜) 2回中山8日 雨 重 Aコース
- クッション値 9.7 含水率 ゴール前10.7% 4角13.1%
- レースラップ 12.8 – 11.7 – 12.7 – 13.0 – 12.3 (62.5)- 12.5 – 12.4 – 12.1 – 12.5
- <37.2-37.8-37.0>
- 勝ち馬 14.ヴィクティファルス 牡3 56.0 1:52.0 ⑧-⑧-⑨-⑨ 36.1
- 逃げ馬 2.ワールドリバイバル 牡3 56.0 1:52.7 ①-①-②-① 37.6 6着
中山記念 GⅡ 4歳以上オープン 別定
- 2021年2月28日 2回中山2日 晴れ 良 Aコース
- クッション値 12.2 含水率 ゴール前8.9% 4角9.9%
- レースラップ 12.5 – 11.2 – 11.2 – 11.4 – 11.5 (57.8)- 11.8 – 11.7 – 11.5 – 12.1
- <34.9-34.7-35.3>
- 勝ち馬 8.ヒシイグアス 牡5 56.0 1:44.9 ④-④-④-④ 34.2
- 逃げ馬 7.バビット 牡4 56.0 1:48.1 ①-①-①-② 38.5 14着
マーチステークス GⅢ 4歳以上オープン ハンデ
- 2021年3月28日(日曜) 3回中山2日 曇り 稍重
- クッション値 10.8 含水率 ゴール前11.9% 4角12.5%
- レースラップ 12.2 – 11.4 – 12.3 – 12.1 – 11.7(59.7) – 12.3 – 13.3 – 13.1 – 12.6
- <35.9-39.0>
- 勝ち馬 3.レピアーウィット 牡6 56.0 1:51.0 ③-③-③-③ 37.6
- 逃げ馬 16.ベストタッチダウン 牡5 56.0 中止
中山牝馬ステークス GⅢ 4歳以上オープン 牝 ハンデ
- 2021年3月13日 2回中山5日 雨 不良 Aコース
- クッション値 8.2 含水率 ゴール前13.0% 4角10.7%
- レースラップ 13.1 – 12.1 – 12.5 – 12.5 – 12.4 ₍62.6₎- 12.3 – 12.7 – 12.8 – 14.4
- <37.7-37.2-39.9>
- 勝ち馬 13.ランブリングアレー 牝5 55.0 1:54.8 ⑧-⑨-⑨-⑨ 39.2
- 逃げ馬 11.ロザムール 牝5 52.0 1:54.8 ①-①-①-① 39.9 2着
フラワーカップ GⅢ 3歳オープン 牝 別定
- 2021年3月20日(土曜) 2回中山7日 曇り 良 Aコース
- クッション値 10.9 含水率 ゴール前10.4% 4角12.5%
- レースラップ 12.6 – 12.2 – 12.6 – 12.3 – 12.1(61.8) – 11.6 – 11.8 – 11.8 – 12.2
- <37.4-36.0-35.8>
- 勝ち馬 3.ホウオウイクセル 牝3 54.0 1:49.2 ③-③-④-② 35.4
- 逃げ馬 15.アビッグチア 牝3 54.0 1:50.3 ①-①-①-① 36.9 13着
中山 芝2000M
皐月賞や弥生賞が開催される本コースですが芝1800Mのスタート位置よりも200M後方からのスタートとなります。
中山内回りでスタート直後に上り坂があるのは1800Mと変わりませんが、第一コーナーまでの距離が伸びており先行争いが起きやすいのが特徴です。
中山競馬場のポイントはどのコースでも向こう正面の下り坂になるのですが、このコースの場合はちょうど中間ぐらいの位置になりますね。
そのため比較的中間ペースが緩やかになり、レースラップでみると前半後半が同じぐらいのペース(ミドルペース)になりやすいと感じています。
中山2000Mは展開次第で先行馬、後方馬どちらにもチャンスがあると感じていて、馬本来の能力による順位になりやすいです。
皐月賞 G1 3歳オープン 牡・牝 定量
- 2021年4月18日(日曜) 3回中山8日 晴れ 稍重
- クッション値 7.9 含水率 ゴール前14.3% 4角14.8%
- レースラップ 12.1 – 11.7 – 12.5 – 11.9 – 12.1(60.3) – 11.4 – 11.9 – 12.1 – 12.3 – 12.6
- <36.3-47.3-37.0>
- 勝ち馬 7.エフフォーリア 牡3 57.0 2:00.6 ③-④-④-④ 36.7
- 逃げ馬 12.ワールドリバイバル 牡3 57.0 2:02.4 ①-①-②-② 38.8 12着
報知杯弥生賞ディープインパクト記念 GⅡ 3歳オープン 馬齢
- 2021年3月7日 2回中山4日 曇り 良
- クッション値 10.2 含水率 ゴール前12.0% 4角10.5%
- レースラップ 12.7 – 11.6 – 12.4 – 13.0 – 12.9(62.6) – 12.6 – 12.3 – 11.6 – 11.0 – 11.9
- <36.7-50.8-34.5>
- 勝ち馬 4.タイトルホルダー 牡3 56.0 2:02.0 ①-①-①-① 34.5
中山 芝2200M
このコースはオールカマーやアメリカJCCが開催されるコースです。
このコースは第4コーナーの出口付近からスタートするのですが、第一コーナーまでの距離が約400Mあるのと第1コーナーの最高地点に向かって上り坂になるため基本的にはペースは上がりません。
コース半ばの向こう正面から下り坂になるためだんだんペースが上がっていく傾向ですが、スパートをかけるタイミングにより大きく後半の展開が変わってしまいます。
実際に色々なレースを見てみるとハイレベルレースやクラスが上位のレースでは第3コーナー辺りから加速していくのに対し、低クラス帯では第4コーナーからのスパートが多いですね。
逃げ馬はペース管理が難しく勝率が低くなっているのと、直線が短い中山の場合は何度も言っていますが追い込み馬は難しいですね。
中山 芝2500M
このコースは有馬記念が開催されるコースで有名ですね。
スタート位置から平坦のまま進んでいきますがすぐに第4コーナーになるため、ポジション争いが起きにくく各馬のポジション自体はすぐに決まります。
そのため内枠やテンが早い馬がいる場合は自然と前目のポジションが取れるので、前半の展開予想は比較的わかりやすいと思います。
1週目のスタンド前を通過する時は2500Mという距離もあるため前半ペースは穏やかになりやすく、後半になるにつれてペースが少しずつ上がりながら第3コーナーから一気にペースが上がる傾向です。
中山内回りなので小回りコースとコーナーを合計6つ曲がるため、小回りのコーナーが得意なのはもちろんですが、これぐらいの長距離の場合は最内を走れる馬が距離のロスも無く有利になります。
日経賞 GⅡ 4歳以上オープン 別定
- 2021年3月27日(土曜) 3回中山1日 晴 良
- クッション値9.8 含水率 ゴール前10.6% 4角11.1%
- レースラップ 7.1 – 11.6 – 12.3 – 13.0 – 12.5 – 12.8 – 12.8 – 12.5 – 11.7 – 12.1 – 11.8 – 11.3 – 11.8
- <37.5-34.9>
- 勝ち馬 4.ウインマリリン 牝4 53.0 2:33.3 ③-③-③-② 34.7
- 逃げ馬 10.ジャコマル 牡7 56.0 2:33.9 ①-①-①-① 35.5 5着
中山 芝3600M
ステイヤーズSでしか使わないコースが中山芝 3600Mです。
3600M自体かなりの長距離でコースを約2週するので、当然2回大きな上り坂を通過することになります。
有利な脚質や枠というのは特別無いと私は思っていて、競走馬の総合力が求められるコースだと思います。
展開やペースによって大きくスタミナが削られるのと、勝負所のゴール前では競走馬の力に加えてジョッキーの駆け引きも大きく勝敗に影響してきます。
脚質や枠で有利不利はあまり考えずに、競走馬の総合力を中心に考えて馬券を組み立てていきましょう。
中山競馬場 ダートコース解説
中山競馬場のダートコースは他の競馬場と違い、差しが決まりやすいのが特徴です。
その理由としては他の競馬場よりも上がりがかかる特徴があるため、前半ハイペースになりやすくゴール前の急坂が逃げや先行馬への負担がより強め、最後には前が崩れて差し馬や追い込み馬が勝つことが多く見られます。
上がりがかかる部分については近年、ダートの路盤改修により以前の締まりにくいダートから大きく改善されるようになっています。
ダートの質自体は改善されていますが中山競馬場の構造上、ダートコースでゴール前の急坂は上がりがかかってしまうのでぜひ覚えておきましょうね。
中山 ダート1200M
このコースはカペラSで使われるコースですが、中山のダート短距離は他のダート短距離と少し違います。
第2コーナーポケットからの芝スタートですぐに下り坂があるので、ペースが上がることは十分に予想できるコースですね。
それに加えて最初のコーナーである第3コーナーまで約500Mあるのでハイペースになりやすく、ポジション争いが起きるのは当然だと言えます。
そのため短距離のコースで直線が短いので一般的な考え方は逃げ馬、先行馬の前残りですよね。
ですが、中山競馬場の場合はゴール前の急坂により、上がりかかってしまうために前目の馬には厳しいコースです。
枠による有利不利はスタート地点の芝を長く走れる外枠が有利になりますが、どのコースでも共通しいる内枠のテンの早い馬は注目です。
中山 ダート1800M
こちらのコースはマーチSが開催されるダート中距離で中山競馬場のダートコースらしく非常に時計のかかるコースになります。
スタート直後から第1コーナー終わりまで坂が続くので前半3Fは比較的穏やかになりやすく、ゴール前は走りにくいダートコースと上り坂が相まってかなりのスタミナやパワーが求められます。
全体的にタフなレースでペースが遅くなりやすい分、逃げ馬や先行馬が当然有利です。
中山 ダート2400M
重賞は開催されないコースなのですが私個人的に好きなコースです。
スタート直後に下り坂がありますがコーナーまでの距離が短く、ポジション争いは起きにくいためペースはそこまで上がりません。
パワーとスタミナをより求められる中山ダートなので当然かなりの消耗戦になります。
ペースが上がり始めるのは2週目の向こう正面の下り坂からで、最後の直線が短い分下り坂のままロングスパートになりやすいレース展開になります。
中山競馬場のトラックバイアス傾向
中山競馬場で開催されるコースについての説明が終わりましたので、ここからは中山競馬場のトラックバイアス傾向について考えてみたいと思います。
トラックバイアスについては当日の馬場読みによって見るものもありますが、競馬場毎のトラックバイアスの傾向や特徴を知っておくとレースの見方も変わりますのでおすすめです。
暗渠菅によるトラックバイアス
中山競馬場は2014年に馬場改修工事が行われたことはご存じの方もいるかと思います。
改修工事の内容としては今まで言われていた馬場の悪化の改善と水はけの改善が主な目的です。
馬場の悪化に関して昔は開催最終週などは芝の路盤が堅くなり、競走馬に対してのダメージが多くなることが問題視されていましたが、現在は改善されていて馬場が綺麗な状態が保たれるようになっています。
もう一つ今回のメインの部分は暗渠菅による水はけの改善なのですが、その暗渠菅の設置にムラがあるということです。
ずっと晴天で馬場状態が良の場合にはあまり関係無いのですが、雨上がりの場合などは暗渠菅の入っている部分が先に乾き、ラップが早くなる傾向があります。
暗渠菅が入っていて特に乾きやすい部分は第3コーナーから直線に入る部分のことで、特に内側よりも外側の方が乾きやすいです。
特に雨上がり直後の場合は第3コーナーの外側を走る方が路盤が乾いていて走りやすいため、差し馬や追い込み馬のような後方待機でコーナーを外に回る方が伸びる場合があります。
当然乾き具合には雨量や風の影響もあるので映像解析は必須ですが、覚えておくと馬券の組み立てに少し有利になるかと思います。
風によるトラックバイアス
中山競馬場は他の競馬場に比べても強風が吹くことが多いです。
中山競馬場の特徴として坂の高低差が大きくパワーやスタミナが求められるのですが、強風による向かい風や追い風によってもレース展開が大きく変わってきます。
特にゴール正面で向かい風の場合は距離ロスによるスタミナの影響があるのにも関わらず、ゴール前の急坂と向かい風によって外を回る差し馬、追い込み馬は全然伸びることができません。
風による影響はダートコースでも顕著で強風の時にはコースの内側に砂がたまりやすく、良馬場のように砂が乾燥している場合は内側を通ると砂が深く抵抗が大きくなります。
細かい話ですがこういう小さいトラックバイアスのポイントを覚えておくと、レース予想やレース回顧でもしっかりと分析して次につなげることができるのでおすすめです。
中山競馬場 まとめ
中山競馬場について簡単ですが色々解説させてもらいました。
競馬場についての知識は予想をする上で基本の部分となるので、ぜひ覚えておいて欲しいと思います。
今後も他の競馬場についての記事も随時公開していきますし、今回公開した中山競馬場の記事についても追加でどんどん情報を更新していこうと思っています。
今後はラップタイムと競馬場解説を合わせてよりわかりやすい情報を提供しようと考えていますので、よろしくお願い致します。
他の競馬場についての解説はこちらからご覧ください。