馬体重を軽視していますか?馬体重を競馬予想に活かして欲しい理由とは

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竹之内
竹之内
どーも、竹之内です。
今回は馬体重の使い方と馬体重からわかる情報について書いていこうと思います。
必ず出走前に発表される馬体重ですが、予想にはあまり使われていないように感じています。
ただ馬体重は必ず見ているもので、軽視されやすいからこそ周りと差が付けやすい予想ファクターだと思います。

馬体重とは

馬体重とは言葉の通り、競走馬の体重のことを指しています。

馬体重は基本的にレース発走の1時間前までに装鞍所に入り、そこで測定されてから発表です。
そのため、馬体重の発表はレース前30分前後になるので、馬体重を競馬予想に使う場合には直前に確認する必要があります。

竹之内
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G1と中山金杯、京都金杯は最終追切後に馬体重が発表されます。だいたい水曜日に最終追切が行われるので、馬体重の発表は木曜日の17時前後には発表されています。

馬体重単体で見てみると競争馬の中にも体重の重たい大型馬や、体重の軽い小型馬などいろいろなサイズの競争馬がいることがわかるかと思います。

大型馬も小型馬も一緒に走るのが競馬なので、馬体重による優劣も非常に気になります。
まずは競走馬の馬体重別の成績から見ていきましょう。

馬体重別の成績

競走馬の平均馬体重は約460~470㎏と言われており、440㎏よりも小さい馬は小型馬500㎏を超える馬体重の競走馬は大型馬と分類することができます。

実際に大きい馬と言うのはストライドも大きく全身の筋肉量も多いため、早く走ることに対して有利であり、小型馬というのはストライドよりもピッチを上げて走らなければならないので、早く走ることに対しては不利になりやすいです。

実際に馬体重別の成績を見てみると、500㎏を超える大型馬から小型馬に向かっていく毎に勝率、連帯率、複勝率共に下がっていきます。

  • 馬体重が500㎏を超える競走馬は勝率約9%、複勝率約23%
  • 馬体重が440~500㎏の競争馬は勝率約8%、複勝率約21%
  • 馬体重が440㎏未満の競走馬の勝率は約2.5%、複勝率約12%

今まで芝コース、ダートコースを含めた毎年のデータを取ってみると若干の上下はありますが、馬体重が重たい馬から軽くなるに従ってこのように大きな差が生まれています。

走法による差も大きくありますが、全コース平均で見るとストライドを広く走る馬の方が有利な競馬場やコースが多いという結果です。

ストライド走法の方が長くトップスピードで走れるのと、ピッチ走法の場合には適性距離が短距離に寄ってしまうので、レース全体で見ると馬体重の重たい大型馬=ストライド走法の馬の方が成績は優れている結果になります。

竹之内
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馬体重は重たい方が成績がいいのは間違いないのですが、あくまで適正馬体重の話です。
太目が残っている場合や、絞り切れていないのは参考外にしてくださいね。

ピッチ走法やストライド走法が気になる方は、こちらも合わせてご覧ください。

特にダートコースの場合は大型馬有利

ダートコースの方が大型馬にとって有利と聞いたことあるのですが、馬体重が重たいほどダートコースの成績がいいのは間違いありません。

その理由としてダートコースの場合は芝と違い、スピードよりもパワーを求められる特徴があるからです。
特に良馬場のダートコースのように砂が柔らかく地面からの反力が少ない場合には、筋肉量や推進力が大きい競走馬が断然有利になります。

竹之内
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芝コースの場合でも不良馬場のようにパワーが必要な馬場であれば、当然大型馬になればなるほど成績は良くなっていくことは予想できますね。

馬体重の増減の理由とは

ここからは馬体重を競馬予想に活かす方法を具体的に解説していこうと思います。

馬体重は比較的軽視されている情報の一つなのですが、馬体重も予想に大いに生かすことができると考えています。

馬体重単体よりも他の予想ファクターと組み合わせることによって、調子や仕上げなどがわかりやすいので、そこに関しても後述していきます。

まずは馬体重の増減の理由と仕組みについて学んでいきましょう。

馬体重の増える理由とは

馬体重の増える要因としては二つのことが考えられます。

  • 放牧などによる休養による増
  • 成長による馬体重の増加

放牧による休養後の初戦などは馬体重が大きく増えている場合があります。

放牧は基本的に休養させることを目的としているので、馬体重が増えているということはしっかりと食べて休んだ証拠となります。
ただ、休養後の初戦レースで大きく馬体重が増えているのは、基本的には絞れていないなどの理由であまり好まれない部分です。

レースを目標として休養明けでも調教などで絞るのですが、調整がうまくいかない場合は休養前の馬体重よりも大きく増加しています。

竹之内
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競走馬の成長による馬体重の増加の可能性もあるので、しっかりと成長分を見極める必要があります。

成長による馬体重増加は歓迎

休養後に馬体重が増加しているのは調教のミスや絞り切れていないなど好ましくないと書きましたが、年齢による成長の場合は話が変わってきます。

特に2歳馬や3歳馬などの場合は日に日に成長していくので、休養後に馬体重が増えるのが好ましいです。

それに合わせてパドックや馬体写真などを確認するのが大切で、馬体重が大幅に増えていても全体的に筋量が増えて骨格が大きくなっている場合は成長による増量と判断できます。

また、古馬などの場合は基本的に成長することが少ないのですが、外厩などによって以前より成長していることがあるので、古馬だとしても成長分の増量なのかを判断しましょう。

竹之内
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成長による増量でも太目が残っている場合もあるので、馬体重と実際の馬体を見て総合的に判断するようにしましょう。

馬体重の減る理由とは

馬体重が減る理由ですが、まず前提として覚えておいて欲しいのは、競走馬は非常に繊細な生き物ということです。

主に馬体重が減る理由としては

  • レースや調教の疲れ
  • 長距離輸送による疲れ
  • ボロや排尿による減量
  • レースに向けての仕上げ

レースや調教による疲れは当然ですが、レースの間隔が詰まっている場合や、ハードな調教をすると馬体重が減ってしまいます。

また、出走予定の競馬場に向けて長距離輸送することがあるのですが、競走馬によっては輸送が苦手で、それだけでかなりの馬体重が落ちてしまう馬もいます。

竹之内
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中には長距離輸送でも疲れにくい馬もいますが、その場合は馬体重の変化が少なく、パドックでも活き活き歩いていることで確認することができますね。

もう一つ馬体重が落ちてしまう理由としてボロや排尿があり、1回の排泄で2㎏以上出す馬も多いため、馬体重5㎏未満の変化についてはそこまで気にしなくていいです。

馬体重の減少で唯一のメリット レースに向けての仕上げ

今まで馬体重の減少の理由としてあげたものは、ほとんどがマイナス要素でした。

ただ、馬体重の減少でプラス要素なのは徹底的に絞り、レースに向けてがっちり仕上げてきている場合です。

特にG1などのレースの場合には馬体を極限までに絞ってレースに挑んでくる厩舎が多く、前走よりも馬体重は少なくなっている競走馬も多く見られます。
ガレているなどのやせ細っているのと違い、馬体重が大きく落ちていても筋肉の張りや肌の艶を見て、やる気が満ち溢れている場合には、完璧に仕上げてきている可能性が高いです。

競馬予想に馬体重を活かす方法とは

馬 3頭

ここからは馬体重を競馬予想にどのように活かすかを解説していこうと思います。

馬体重を他の予想ファクターと組み合わせて読み取れる部分として、

  • 馬の疲労度
  • 馬の完成度

の2点が主なものだと思っています。

ラップタイムや血統、トラックバイアスなどメインで使う予想ファクターがみなさんそれぞれあると思います。
そのベースとなる予想ファクターで予想したものを、当日のパドックや馬体重で疲労度完成度を見るのがベストな予想方法だと思います。

パドックや馬体重は直前で使えるファクターになるので、前日に競馬予想を終わらせてしまい、馬体重に関しては重要視していない方も多数いるはずです。
馬体重を見ていないから勝てないということは無いと思いますが、馬体重で危険な馬を排除したり、軸馬の自信度により大きく勝負したり回収率にプラスになるはずです。

次に、競馬予想として馬体重を効果的に使う方法を紹介していきます。

ローテーションと馬体重

ローテーションというのはレースとレースの間隔や距離延長、短縮などのレースローテーションから予想するファクターです。

馬体重と相性のいい部分はローテーションのレース間隔の部分で、馬の疲労度を見極めるために特に重要だと感じています。

一般的なレース戦略として休み明けから始まり、レースで使っていきながら目標とするレースに向けて仕上げていくのが普通です。
その中でレース間隔は中3週以上空けなければ疲労が抜けないと言われているのですが、レース間隔を縮めて出走することがあります。
レース間隔を縮める理由としては

  • レースによるダメージが少なく調子がいい場合
  • 調子やコンディションを上げるために叩く目的の場合

の2パターンかなと思います。

この2パターンを見極めるためにも馬体重はわかりやすく、一番重要視する部分はレース間隔を縮めていても馬体重が増えている、または増減無しという点です。

レース間隔を縮めるということは馬にとっても疲労度が高く、馬体重が減っていくのが普通です。
レース間隔を縮めていても馬体重が減っていないということは、疲労度が低く調子もいいので狙い目になります。

もう一点、馬体重を絞る目的や調子を上げるためレースで叩く場合は、目標としているレースの前に一度出走させ、レース間隔を縮めてたくさんレースで走らせることがあります。

叩く場合にもレース間隔が短くなることが多いので、レース間隔を縮めて馬体重が減っている場合には絞ることが目的だとしても、調子がいいとは言えません。
今までの好走している適正馬体重から明らかに馬体重が重たい場合は、馬体重が減るほど走りやすくなるのですが馬体重だけで調子を判断するのは難しいので、パドックや調教内容なども考慮して考えましょう。

竹之内
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レース間隔を縮めても馬体重が増減無しでも十分ですが、馬体重増の場合は疲労度が極端に少なく調子がいいことがわかりますね。

休養明けの馬体重

休養明けの馬体重は古馬と若駒によって考え方が変わってきます。

まず、古馬ですが休養明けの場合は基本的には馬体重は増えていることが多いです。
放牧などによりしっかりと体を休ませているので馬体重が増えるのは当然のことですが、休み明けから完成度が高い競走馬も少数ですがいます。

完成度を馬体重から見極める基準としては、今までのレースの中で高いパフォーマンスを発揮した馬体重を適正馬体重と考え、休養明けの馬体重が適性馬体重と比べる方法です。

  • 適正馬体重からの増加は調整が間に合っていない可能性
  • 適正馬体重からの減少は筋量の低下や馬齢による衰えの可能性

休み明けから好走する場合は適正馬体重とそこまで変わらない馬体重のことが多く、調整がしっかり間に合って調子がいいことが読み取れます。

竹之内
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馬の完成度を見るためには古馬の場合は適正馬体重を理解することが、馬体重から完成度を見極めるコツです。

若駒の休養明けと馬体重は調教と併用しよう

若駒の休養明けの場合は成長分があるので、馬体重だけでは正直判断が難しいと感じています。

ただ、間違いない部分として若駒の競走馬が休養明けなのに馬体重が増えていない場合は、成長分が少ないと判断することができるので、凡走する確率が非常に高いです。
成長分が足りないのか、しっかり仕上げられているのかを判断する方法として、調教内容を併用して使うことによって判断しやすくなります。

調教が強い場合には馬体重が増えていなくても、馬体が絞れている可能性が高いので狙い目になりますし、調教内容が弱いのに関わらず馬体重が増えていない場合には成長分が少ないと判断することができます。

竹之内
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馬体重と調教も競走馬の完成度を判断するのに相性がいいので、一緒に確認することをおすすめします。

長距離輸送実績と馬体重

競走馬がレースに出る前に必ず入厩するのがトレセンです。

トレセンは栗東と美浦があり関東と関西と大きく分かれており、大半の競馬場も関東と関西など離れています。

競走馬は離れた競馬場に輸送される時に大きくストレスを感じてしまい、馬体重を大きく落としてしまうことがあります。

そこで重要視するのは今までの長距離輸送の有無、その時の馬体重が大幅に減ったかどうかを確認することです。
長距離輸送の実績があり、馬体重が減っていないことが確認できる場合には輸送に強い競走馬ということになるので、レース前の馬体重は競馬予想としてそのまま使うことができます。

ただ、長距離輸送によって馬体重が大幅に減ったことがある、今まで長距離輸送の実績が無い場合は、レース前の馬体重の減り方に注意し、馬体重が大幅に減っている場合は調子が悪いので消すことも考えましょう。

馬体重から分かる情報と予想への活かし方 まとめ

馬 たくさん

今回は馬体重について記事を書きましたが、今まで馬体重を軽視していた方や馬体重を予想に使っていない方などが見ていただけると嬉しいです。

馬体重を競馬予想に使おうとするとどうしてもG1や金杯以外のレースだと、レース前の馬体重を確認する必要があるので、前日予想には難しい部分です。

ですが馬体重から競走馬の疲労度や完成度がわかりやすいことには間違いないので、予想精度や回収率に影響を与えることは間違いありません。

馬体重単体ではなく他の予想ファクターと組み合わせることによって、より効果を発揮するのが馬体重だと思っているので、今まで使っていない方もぜひ使っていただきたいと思います。

またこれからも軽視されている部分や注目されていない予想ファクターなどに注目し、本当に使えるものか使えないものかを判断していこうと思いますので、これからもよろしくお願い致します。